安倍派では、派閥に納められたノルマ超過分を議員側にキックバック（還流）して約5億円を裏金化した疑いがあるが、議員側の中抜き分を合わせると6億円近くになる。東京地検特捜部は、中抜き分も派閥の政治資金収支報告書に収入として記載する必要があったとみて調べている。

【NHKニュース速報】自民党裏金騒動、遂に逮捕者が出る。東京地検特捜部、安倍派・池田佳隆衆院議員を政治資金規制法違反の容疑で逮捕(12:17) [ばーど★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1704597589/

西村・前経産相ら安倍派幹部を再聴取、還流継続の経緯を確認か…近く立件可否を判断へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/12cb4789fcbeabf90a0b799e97ed7acf68a42f65

幹部の立件は不十分

安倍派45年　最後の総会
裏金聞き取り　開始

自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件を受け、解散方針を決めている安倍派は、最後の議員総会を開いた。派閥トップの塩谷座長は｢歴史ある派閥を閉じなければならない。断腸の思いだ｣と述べた。
出席者から出た政治責任を問う声に明確な回答はない。

派内では塩谷や｢５人組｣の責任論がくすぶっている。
｢けじめをつけるべきだ｣などと責任を求める声が数人から上がった。

週明けに規制法改正へ議論

自民党の松山政司参院幹事長は、派閥に政治資金パーティー裏金事件を受け党の政治刷新本部の下に設置した政治資金規正法の検討など福岡県筑後市の会合で語る。

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安倍派の収支報告書訂正
裏金支出先に解散団体記入
識者批判｢検証できぬ｣

安倍派が政治資金収支報告書を訂正した際に記載した販売ノルマ超過分の支出先に、収支報告書を提出しなかったことを理由に事実上解散させられた元衆院議員の関連政治団体が含まれていた。
訂正結果を反映した収支報告書は今も公表されておらず、
識者は｢収支が分からない政治団体に支出したと訂正しても、真実かどうか検証出来ない｣と安倍派の対応を批判する。

　問題の団体は、今村洋史元衆院議員が代表を務める｢れいめい黎明の会｣。
２年続けて期限まで収支報告書を提出しなかったため、政治資金規正法に基づき、寄付の受領や支出ができなくなっている。

政論審の焦点は二つある。ノルマ超過分のパーティー券収入を政治資金収支報告書に記載せず裏金化していた経緯と、裏金の使途だ。
　ところが、おととい出席した安倍派の幹部４人の証言では何一つ解明されなかった。
｢存じ上げない｣｢不正利用はない｣を連発する態度は、不信感を極めた。
　それどころか、確定申告シーズンのなか、裏金問題は国民の納税意識に大きなダメージを与えた。裏金が課税対象に該当する可能性を問われた鈴木俊一財務相は、納税するかどうかは、｢議員の自由判断｣と受け取られる答弁をし、税への信頼感まで失った。自民党はもっと深刻に受け止める必要がある。

日本維新の会の馬場伸幸代表
自民の裏金議員、除名が妥当＝「銀座３人組より深刻」―維新代表

「銀座3兄弟」はアウトで裏金と不貞はセーフ、自民党のケジメ ...
なお、"銀座3兄弟"と言われた松本純氏、田野瀬太道氏、大塚高司氏のうち、田野瀬氏は21年秋の衆院選挙に無所属で出馬して当選。

このタイミングでの「立候補しない」表明には、処分を回避して追及を逃れたい思いが透ける。

二階は１９年参院選広島選挙区を舞台にした大規模買収事件で、河井克行元法相に多額の現金を提供した疑いもある。
幹事長在任中に約５０億円もの政策活動費を受け取ったが、使途に関する明確な説明はない。「政治とカネ」問題を巡る根深い悪習を断ち切らねばならない。

政倫審に出席した安倍派と二階派の幹部について「説明責任を果たしていない」と受けとめる回答が９割を超えた。８割近くが事件に関与した両派の幹部に「重い処分が必要」とした。国民は納得していない。