支持率で解散判断は論外

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた逆風の影響で支持率が低迷し、解散総選挙を行えば劣勢は避けられないとも判断。
そもそも、衆院解散という手段を支持率と絡ませて様子を伺うという姿勢は、国民を愚弄している。

衆院解散は、いうなれば国政のあり方を国民に問う、最後の切り札という究極の手段であるべき。支持率があるから選挙を打ち勝算が期待できるという、次元の問題ではない。
　むしろ窮するときこそ、是非を国民に問う手段にするべき姿だと思う。党利党略。ましてや自らの権力を維持するために解散しようというのは本末転倒である。

裏金献金アベノスパイラルから抜け出せ

東京地検　公選法違反容疑
堀井議員事務所を捜索

自民党の堀井学衆院議員北海道が
選挙区内の複数有権者に対し、違法に香典を渡した疑いが強まったとし、東京地検特捜部は１８日、公選法違反容疑で堀井の東京都千代田区の議員会館事務所や、北海道宅などを家宅捜索した。

安倍派の裏金事件では、堀井は派閥から２１９６万円の還流金を受領。政治資金収支報告書収入に記載せず、政治資金規正法違反容疑の告発状も出されている。特捜部は裏金事件の捜査の過程で、違法性が疑われる資金の流れを把握されたとされる。

安倍派、領収書拒否

パー券問題「裏金」隠す目的か

　自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、安倍派(清和政策研究会)の事務方がパーティー券の販売ノルマ超過分を還流した際、議員側が発行しようとした領収書の受領を拒否したケースがあった。
政治資金収支報告書に還流分を記載させず、裏金の存在を隠すためだったとみられる。
安倍派の会計責任者が還流を前任者から引き継いだとみられる。東京地検特捜部は、派閥が主導して「裏金化」を進めたとみて捜査している。

関係者によると、
２０１７年の収支報告書まれ担当した前任者は、議員側から「還流分を(自身の関係団体)収支報告書に記載したい」と相談されても、不要だと伝えていたという。

１８年の収支報告書から担当した現在の会計責任者も議員側に同じ説明をしていたとされる。

関係者によると、安倍派の事務方は還流分を議員側に現金で手渡しし「自由に使っていい」と説明していたという。

その際、受領を示す書面を書かせる一方、議員側が「収支報告書に起債したいので領収書を出したい」と申し出ても、断っていたという。受領を示す書面は、派閥側の記録として残すためだったとみられる。

首相辞任「信頼回復せず」７８％

自民党総裁の退陣が、派閥政治資金パーティー裏金事件からの「信頼回復のきっかけにならない」との回答が７８％に上った。

総裁選で議論して欲しい課題は景気・雇用・物価高対策が最多。

個人・家計への経済対策無策が新ためて浮き彫りになった。

自民、参院補欠選挙擁立見送り

　自民党岩手県連は、広瀬めぐみ元参院議員の辞職に伴い１０月２７日に実施される補欠選挙への独自候補擁立を見送る方針。

元自民党の広瀬が秘書給与を国から騙しとった疑いを持たれて辞職した経緯を踏まえ、候補を立てるべきではないと判断した。

堀井　公選法違反で
略式起訴か
東京地検

裏金が違法な寄付に使われた疑いがあり、特捜部は悪質性が高いと判断したもようだ。
　堀井は２０１８年以降に計２１９６万円の裏金を受領していたことが分かっている。
いずれも収支報告書に記載しておらす、規制法違反容疑で告発されていた。
　堀井は事務所内で複数回、香典提供の違法性を指摘されたのに「慣例としてやってきた。いきなりやめることはできない」として秘書らに続けるよう指示。香典は１万〜数万円とされる。